やりたいか、やりたくないか
numahama1310doi
遊びのサークル ヌマハマ
この遊びのサークル ヌマハマでは、『子どもの自立』をテーマに、遊びを通して楽しみながら、主体的に学ぶ姿勢を身につけ、自己肯定感を育んでいくことを目指しています。
子どもたちと信頼関係を築くために、人としては互いに対等であるという「横の関係」を基本に、子どもたちに接していこうと考えています。
「横の関係」とは、アドラー心理学の概念で、対等な立場の人間同士が互いを尊重し、協力し合う関係です。もう一方の「縦の関係」は、上下関係が存在し、一方的な支配や依存が存在する関係です。
アドラー心理学では、「横の関係」を重視します。
なぜなら、この関係は、個人の尊厳を尊重し、共同体感覚を育むのに適しているからです。
具体的には、以下のような特徴があります。
横の関係
縦の関係
「横の関係」は、人間関係の改善や、共同体の活性化に役立ちます。
人はその育っていく過程の中で、自身のライフスタイルとして「横の関係」か「縦の関係」どちらかを無意識に選択して過ごしていくとのこと。そして、無意識に選択しているということは、そのことを意識して選択しなおすこともできるといわれています。
私は今の日本社会には、他者に対する「寛容さ」が少し足りていないのではないかと思っています。
新自由主義の台頭によって、経済格差が拡大したことや自己責任論が浸透したことにより、他者に頼ることもためらわれて、多くの人が心の余裕を失っているように見えます。
もう少し他者を信頼して、子育ても家庭だけで抱え込まずに、社会全体で担えるようになれば、また、当サークルもその一助になれればいいなと思っています。